「アンカーモチーフのエンブレムが際立つ、大人顔のカノコポロ」

EMBLEM S/S POLO

私がブランドのポロシャツを購入したのは、 ‘94か95年の中学生の修学旅行で、京都の新京極の古着屋で偶然みつけたフレッドペリーのMADE IN ENGLANDの衿ライン鹿の子ポロでした。白のボディにサックスとワインの衿のラインが入っていたと思います。ボディにはシミもついていて状態は決して良くなく、当時¥6000くらいで中学生にとってはかなり高額でしたが、修学旅行だったので、ここで買わなきゃ後悔すると思い購入。 当時はラコステ、ラルフローレンは古着屋でもよく見るブランドでしたが、フレッドペリーはあまり見かけることがなく、希少価値が中学生にとっては高かったのだと思います。 その当時はクールアイビーというファッションが雑誌で取り上げられ、高校生になると代官山のREADY STEADY GOのバックをもって、モッズっぽい着こなしを一時はしておりました。映画「さらば青春の光」にあこがれて、VESPAで2人乗りがしたいがために、ET-3という125ccをバイトをしまくって購入し、軽いカスタムをして関東の田舎で乗り回していました。周りの友達は、SRやアメリカンのバイクを乗っている中、完ぺきに浮いていて我が道を行っていたと思います。その後はハイテクスニーカーを合わせたようなストリートのファッションのMIXがトレンドな時代で、様々なファッションに手を出していきました。今思えばアパレル業界に進んだので、浅く広くでしたが、いろいろな系統のファッションを経験したのは良かったと思います。

と余談が長くなりましたが、縁あって私が企画しているブランドFIDELITYで、初めての鹿の子ポロがこの度デビューしました。 デザインはオーセンティックで至ってシンプルですが、ポリエステル混紡で給水速乾性に優れた、シャリ感のあるドライタッチの鹿の子で、蒸し暑い日本の環境でも快適に着て頂けるクオリティです。 FIDELITYと言えば海軍へPコートとCPOを支給していたブランドで、ワンポイントモチーフのアンカーマークをエンブレムのワンポイントに使用しており、大人顔に仕上がっています。
無地、ボーダーの展開がありカラーバリエーション豊富で、男性だけでなく、女性の方にもおすすめのカラーです。前述の通り海軍に縁があるという事で、NAVYには拘っており、メルトンアウターの色であるYANKEE NAVYという黒に近い濃紺にしております。 サイズはややゆったりとした身幅で、タイトすぎずワイドすぎず、今の気分のサイズです。袖口はベーシックにリブ仕様にしておりますが、パフスリーブのようないわゆる袖口がキュッと絞られる提灯袖にはしておらず、Tシャツのシルエットに近いサイジングです。身丈は前後差はつけず、レギュラーサイズのサイドスリット入りなので、パンツの裾出しはもちろん、タックインしてもいいバランスが良い丈を意識しています。

EMBLEM S/S POLO

シンプルながら、アンカーエンブレムが際立つ大人顔のポロシャツをぜひ、あなたのワードローブに。


FIDELITYデザイナー

《FIDELITYのポロシャツはこちらから》

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